成猫のマネをする仔猫の話

兄猫マル。弟猫ボン。
彼らと暮らす日常はとても面白い!
ボンは、生後1ヶ月頃まで母猫と過ごしていたが、それから先は飼い主の家…つまり我が家にやって来た。その家には、2歳の先住猫がいた。猫は特に父親とかそういう概念はないという。でもボンの行動を見ていると、マルを母猫のように思い接しているように感じていまうのだ。
ストーカーとモノマネ

ペロペロ ボン「ボクも入りたい」 同じ場所にいたい
ボンが我が家に来た頃は、ずっとマルのあとをついて回っていた。水を飲むことも、寝る場所もマルのマネをすることで覚えていった。マルは「近寄るな」といいつつも、なんだかんだボンが近寄ることを許していた。
袋遊びを教えるマル
なかでも、「教育している」と確信したのはこれ!
マルが大好きな「ビニール袋に入る」を教えていただのだ。1枚のビニール袋でわちゃわちゃしていたので、ボンの袋も与えてみたら、自分なりに遊んでいた(笑)同じ楽しみを覚えたらしい。
ほかにも、たまに2匹だけで廊下で見つめあっていたり、距離をとって飼い主観察をするお気に入りスポットも同じ場所だったりと、マルが教えたであろう技を習得していったのだ。

仲良くお昼寝……いえいえ、違うのです。ボンがやってきてマルの横に寝たのです。 マルの背後が好きなボン
生後半年くらいになってもボンはマルのあとをついて回っていた(笑)マルが大好きなんだろうっw かわいいやつめw
一歩後ろを歩くボン、それが半年頃までのボンの様子だったかな。
大人になってそれは変わった

生後半年を過ぎると、ボンは自我が芽生えた。
マルの前を歩き、マルにエサや遊びを取られまいと自分をアピールする。マルよりも前へマルよりも高く。…末っ子に生まれ誰よりも成長が遅かったせいなのかもしれない!
マルよりも一歩前で マルと遊ぶ時はひとり勝ち

マルは、社交性とか猫の縦社会とかを知らない子だ。急に大きくなったボンとの付き合い方に困っていたみたいだ。ボンにはご飯取られちゃうし、遊ぶものも譲っちゃうし。優しすぎるお兄ちゃん。気づいたら、上に乗られているよ💦マル!
同じものは二つ。タワーも二つ
この頃のマルのストレスは酷いものだったろう。この子たちの関係作りに悩まされたな。でも、それも虚勢手術までだったかな。
ケンカしないように同じものを2つ与えるようにした。
兄猫マルを先に、弟猫ボンを後にかわいがることで、マルのストレスを軽減する努力をする。

マルにとっては、寝室で飼い主と一緒に寝るのを邪魔されるのはイヤだったみたいで、ボンに「来るな!」とよく唸っていた。すると…あくる日からボンは自らリビングで一人で寝るようになった。忠告でもしたのかな?? 自分が飼い主を独り占めできる時間ができたことで、マルには平常心が戻ったようだ!
やっと訪れた良好な日常

ボンがマルとの距離を考えるようになった。距離が近すぎると怒られるので、ある程度、距離をとってみる。
生後10ヶ月を過ぎるころになったボンは、相変わらずマルの前に立つし、マルよりもアピールする子だ。でも、距離を保つことでマルはボンを怒らなくなった。猫にとっては「自分の時間」を持つことが大事なんだろうね!
自然と… リンクするように…
自然に… 同じ格好を…
なんか相変わらず、同じ動作をしていますけど(笑)

君たちの幸せを第一に考えるから、これからも仲良しでいてね!